皆さん こんにちは。リゴレットの花岡です。
久しぶりの更新でございます。
ここのところ旭化成建材の杭工事のデータ改ざんの事が
毎日ニュース番組で取り上げられいますね。
ずっとおかしいと感じていたのですが、元請けのゼネコン
三井住友建設がやっと謝罪会見を開いた模様です。
旭化成建材の関係者による改ざんは当然悪いのですが、
責任は、元請けである三井住友建設の方がずっと重いはずです。
杭工事における品質管理の最重要項目は、支持層の確認です。
これは、元請けの担当者が1本1本必ず確認する必要があります。
それを下請けの旭化成建材に丸投げしておいて、裏切られたなどと
ほざいているのは、納得がいきませんよ!!
元請けとして全く品質管理をやっていなかっただけです。
責任逃れですね。
私も前職はゼネコンの現場監督でしたので、杭工事の管理が
大変な事は承知しています。
1日に何本も杭を打ち込みますので、朝から作業終了まで
ずぅーーっと現場に張り付いていないと、全ての杭が支持層
に達していることを確認する事はできません。
杭工事の担当者は施工期間中は事務所でのデスクワークや
図面チェック、役所等への提出書類作成などの仕事は夜しか
やる時間が無いんですよね。
辛かったのを思い出してしまいました。
私も杭工事では、2回ほど失敗の経験がありましたが、
構造設計の担当者へ報告して、指示を仰いで難局を
乗り越えました。
お陰様で、私の管理した建物が沈下したとの知らせ
は届いておりません。
ちなみに、私の学生時代の同期は、新入社員の時に
杭工事を担当して、見事に1本打ち忘れてしまった
そうです。絶対絶命のピンチと思われましたが、
構造設計者に報告して、補強工事を行い事なきを得た
との亊です。
結論:施工ミスは正直に迅速に詳らかにして、解決策を
関係者と相談すべし。
以上。